※Effie Ⓡ Awards より引用 (www.effie.org)
不況で家計節約、競合乱立で販売不振のブランドをどう立て直したか。
リッツ・ビスケットの再価値化戦略。
リッツ“とことん楽しもう”キャンペーン
戦略的アプローチ
背景:
目的
ビッグ・アイデア
目的を達成するための膨大なインタビュー調査の結果は、ターゲットは幅広く、好きな理由も多様だった。
実施
リッツのリブランディング:
生真面目なリッツを楽しいリッツに変えるには、広告だけでは出来ないことです。ゼロから始めるリッツ・ブランドの再発見(価値、差別化等)の作業でした。
・リッツクラッカーの形(半円の切り込み+7つの穴)を、グラフィカルなアイコンにして、新しいタグラインを与えた:「Open for Fun(とことん楽しもう)」
リッツの楽しさづくり:
まぎれもない“リッツらしさ”をあらゆるタッチポイントで徹底するために、“リッツの楽しさ”を定義した:
・爽やかな楽しさ:ママを中心にした家族の楽しみ
・大きな楽しさ:クラッカーブランドにはない熱い楽しみ
・驚き:リッツに対するアメリカの見方が変わるかも知れないくらいの、意外な展開
http://www.youtube.com/watch?v=oRuPWRtQDRU&NR=1
その他
●サンダンス映画祭(ライトアップのイベント)
●“リッツ/楽しさ分析”(全米1,000人アンケートで、人生と楽しさについての調査を行い、結果を報道機関へリリースして話題提供)
●リッツ/アイコンを使ったテトリス等のオンラインゲーム
●Open for Funのタグラインとアイコンを使った新パッケージ限定デザイン、店内フロアー装飾
●輸送トラックの装飾等を行ってバイラル効果を追求した..
結果
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QP eyes
興味深いのは、この“ブランドの持つ楽しさ”の表現コンセプトは、英国のキャドベリー・チョコレートが調査で発見したものと同様だった。キャドベリーは、ゴリラを使い、チョコの楽しさを伝えて、08年カンヌのフィルム部門でグランプリを獲得したことは、記憶に新しい。
(ムービー)
一方、リッツのテレビCMは、保守的でつまらないが、主要ターゲット(34-55歳主婦)を失いたくない意向が働いたものと思われる。固定ファンを持つリッツにとっては、変革と手堅さが必要だったというのがよく分かる。
PB商品との価格競合を避けて、ブランドの再価値化を試みる動きは、リッツブランドに留まらない普遍性を持っていると思われる。