※Effie Ⓡ Awards より引用 (www.effie.org)
父が飲んでいたウイスキーへのあこがれを喚起する戦略
※失敗すれば“オヤジの時代の郷愁のウイスキー”となり、取り返しのつかないダメージを負ってしまう当該キャンペーンは、ブランドの決断のたまものである。日本の企業にとって勇気の中身を検証する価値があるものと考え、ここにご紹介。
戦略的アプローチ
カナディアンクラブは、60、70年代において、米国のトップブランドの蒸留酒だった。しかし、80年代にオーナーが3度変わったこともあり、徐々に人気に陰りが生じ、ロングテール商品に。07年には36位にまでランクダウンした。
カナディアンクラブの衰退に反し、蒸留酒の人気は上昇し、ライバルブランドの「クラウンローヤル」は、かつてのカナディアンクラブのランクに取って代わっている。
想定ターゲットの人々にカナディアンクラブのイメージを尋ねてみると「父親がよく飲んでいたブランド」という答えが一般的だった。
目的
カナディアンクラブは、まさに瀕死のブランドであり、立て直すためには3つのことが必要だった:
ビッグ・アイデア
カナディアンクラブは、ウイスキーが失った“男っぽさ”を持っている。
実施
結果
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QP eyes
商品をリニューアルすることなく、また、価格改定することもなく、これだけのセールス実績を達成したのは、ハンディキャップを堂々と話題にし、アドバンテージに変えたマーケティングの知恵と優れた企業決断によるところが大きいキャンペーンと言えます。
日本の地方の焼酎のCMにも同様の切り口がありますが、「あなたのお父さんは、お父さんになる前は今のあなただった」という説得力のあるコミュニケーション・レトリックは、なかったように思えます。
導入のバイラル・ムービーの展開:
http://www.youtube.com/watch?v=0jVtnkyH1NM
現在のカナディアンクラブのパーティの模様が、YOUTUBEにアップロードされているのをご紹介。ビデオ中でも語られていますが「世界178カ国で飲まれている世界No.2のウイスキー」として紹介されています。世界2位のウイスキー・ブランドになった勢いを感じさせます:
http://www.youtube.com/watch?v=1VezL6s7fX4